お久しぶりのラジ王子ですが、成長したね!涙
赤髪の白雪姫 12巻・ネタバレ感想
11巻では、白雪がゼンの名の下に王宮に部屋を与えられ、嫌がらせを受けるも毅然と立ち向かう、という白雪男前巻からの、ついにイザナ王子が王位を継承するという所で終わりました。
王位継承の戴冠式には、各国から来賓がやってくるため、白雪はタンバルンのラジ王子の案内役を命じられます。(オビはその付き人。)
戴冠式では、王の冠を王位継承権第一位のものが被せるしきたりのため、ゼンがイザナ王子に冠を被せます。
王になるその直前にゼンに対して昔話をしながらゼンに対する思いを伝えます。
「お前は…。何よりも正直で。信頼し、信頼される者も多い。対等であり、上に立つものであり、常に味方でいる。お前の味方が、また味方を得る。
ゼン、俺が今日跪く時、お前は今お前の手の中にあるものに懸けてそこに立て。」
ほんと、この漫画フィロソフィー。。。
意味はちゃんと分かっていないけれど、なんとなく重要な意味を持っていることだけは分かる。w
戴冠式の後は祝宴です。白雪に絡んで来るいろんな人を避けるため、できる限りラジ王子と過ごすようにする白雪。
宴会が終わり解散したが、白雪はラジ王子に言い忘れたことを思い出して後を追いかけます。
言い忘れたこととは、白雪が以前ラジと別れる際に約束した、白雪の髪が伸びたら見せに来て欲しいということだった。
ラジが友人として白雪を訪ねてくれるのであれば、その約束を果たすと伝えていた白雪。
すでにラジ王子のことを友人と認めている白雪は、その約束を果たすためにラジ王子を追いかけたのでした。
ラジ王子にとって白雪は、最早なくてはならない存在で、白雪の友人であるために、さらに頑張ろうと思えるのでした。
ラジ王子、ほんと、成長したよね。ゼンもラジ王子と白雪の関係はよく思っているようでよかったです。
「白雪とラジは、長い付き合いになりそうだな。」
なんて余裕ですな、ゼン様。まあ、ラジ王子と白雪の関係は健全な友人関係であることは分かりますが。
正式な宴の後はイツメンでの飲み会ですよー!
ゼン、白雪、オビ、ミツヒデ、木々の5人で朝まで飲むのですが、みんな可愛い。白雪が一番最初に寝ちゃって、その後ぜんも寝ちゃうのですが、オビのひざの上で寝ちゃってるゼンも可愛いし、その傍らでオビに寄り添って寝ちゃってる白雪も可愛い。
目が覚めてそんな状態になっていることに気づいたオビさん、もう愛しくてたまらないですよね。
そんな3人の横でちゃんと起きているミツヒデと木々は流石です。
この5人の仲睦まじい関係が赤髪の癒されるシーンですよね。
白雪とゼンのイチャイチャも見たいけれど、みんなでワイワイやっているのもかなり好きです。
その後は、陛下の命により、白雪とリュウは、薬剤師兼任研究員としてリリアスに派遣されることになります。
そのことをゼンに自分から伝えたい白雪ですが、ゼンも白雪も繁忙で全く会う時間を取ることができません。
リリアス行きを知っているオビ、ミツヒデ、木々は、なんとか白雪がゼンと話をする時間を確保できる様に手を回します。
何だかんだありつつも2人で会話できることになり、白雪はリリアス行きを打ち明けます。
前向きにリリアスに向かおうとする白雪を見て、ゼンは、
「だから俺はお前が大事なんだ」
と改めて惚れ直すのでした。
時計をゼンに送る白雪に、ゼンも自分の時計を預けます。
気持ちを整理したつもりのゼンでしたが、その日の夜、白雪がゼンを呼んでいると木々から言われてっ!(こんな夜中に??)
さあ、あんまり期待してないですけど、13巻に続く!!