リリアスに長期派遣されることになった白雪とリュウ。そのことをゼンに報告した夜、ゼンは木々から白雪に会いに行くように言われて…、な12巻でした!
リリアスに行っちゃうので、ゼンと白雪が一緒にいるところを見られなくなってしまうのが悲しい…。牛歩のような恋愛がさらにっ!!
13巻の表紙かなり好きです。内容とも合っていますね。
赤髪の白雪姫 13巻・ネタバレ感想
夜中に木々に呼ばれて、白雪に会うように促されるゼン。しかも木々は同席せず、一人で行くように言われます。
戸惑いながらも白雪を訪ねるゼン。
ノックをしても反応がなく、部屋に入ってみるとそこには泣いている白雪の姿が。
リリアス行きを受け入れてはいたけれども、ゼンにリリアス行きを告げたことで、ゼンたちと長く離れる実感が出て来てしまい寂しくなったようです。
そんな白雪の涙を拭ってあげて、抱きしめてあげて、キスしてあげるゼン殿下、紳士!!!
尊い。
二人は手紙のやり取りをすることを約束します。
その後部屋に戻ったゼンから、白雪がみんなとの別れを寂しがっていると聞いた皆は、白雪に顔を見せに行くのでした。毎巻思いますけど、素敵な仲間関係ですよね。何気にミツヒデと白雪の主従でもなく、恋愛でもない対等な関係好きなんですよね。
後日、白雪とリュウは、イザナに呼ばれ、辞令の目的を聞かされます。
リリアスに2年行った後、リュウにはウィンラント城(クラリネスの北の城)の薬室に行ってもらいたいとのこと。リュウの成長を信じている薬室長の推薦だったようです。
いずれリュウを自分の手元から話そうと思っていたガラク室長、リュウに対しては自分の子供の成長を見守る親!って感じですね。
(リュウがこんなに早く成長した理由として)「多くの出会いがあって良かったわね」という室長に対して「薬室長に会ったからだ」と答えるリュウにもろっと来ちゃう室長でした。
リュウと白雪がリリアスに旅立って2日後、ゼンはオビを呼び出します。
以前のリリアス行きもそうでしたが、オビが白雪にいつも同行していたため、今回もリリアスに行く意識はあるか?という話のようです。
すぐにOkするかと思いきや、
「ちょっと保留で頼みます。」
と回答を保留にするオビ。驚きつつも、仕事(視察)の後まで回答を待つことにしたゼン。
視察を終えた夜に、オビはゼンを船に呼び出します。
オビが回答をするより先に、ゼンがオビに質問します。
ゼ「オビお前、俺のこと好きだろ。」
オ「はい。」
ゼ「白雪のことも?」
オ「はい。俺は、お嬢さんの事が好きですよ。」
と、遂に、、皆がそうじゃないかなーって思ってたことをあっさり告白です!!!!
オビ的には、2年も好きな気持ちのままで白雪のそばにいることがゼンに対して隠し事をしているみたいで嫌だったようで、リリアス行きを承諾する前に打ち明けるつもりだったようです。(そのための保留。)
ゼンに、どうして白雪のことを好きになったのかと聞かれて、
「お嬢さんが名前を呼ぶと、自分がちゃんとそこにいる気がするからですかね。」
って、流れ者のオビらしい、素敵な答えでした。
オビとゼンの信頼関係がとてもよくわかるシーンでした!!
リリアスについた白雪とリュウは、そんなことになっているとは知らず、
(意訳)絶対オビさんついてくると思った。
(意訳)私も
みたいな会話をしているのでした。笑
初日は荷物の整理やら、薬室の仲間たちへの挨拶で終わり、いよいよ2日目から仕事だ!!
って時にオビが現れて13巻は終了です。
この巻は遂にオビの気持ちが明らかになった!というところで一つスッキリしました^^
次も楽しみです。