フォスティリアスを広めるために各地を旅することになった白雪とオビ、リュウの3人。新章への突入です!!
赤髪の白雪姫【22巻・ネタバレ感想】です!!
オリオルドでの許可をもらいに
白雪たちは、まずは王都ウィスタルから続く街道にフォスティリアスを植えることを目標します。
ウィスタルからは2つの街道が伸びており、それぞれの街道の先にリリアス関とオリオルド関が存在します。
リリアス関では許可を得ますが、許可の条件として、オリオルドでも許可を得ること、と言われた3人はオリオルドに向かいます。
オリオルドの騎士団の団長に面会を申し込む3人。研究員として尋ねているので、騎士団の団員もその訪問に戸惑うのですが、オビのゼン殿下の側近であると言う肩書きを知って団長に取りあってもらえます。
騎士団団長は、フォスティリアスに興味を持ってくれたものの、ベルット家の一連の騒動により、北はまだ不安定であり、内外の何を決めるにしても慎重に動かざる得ないと言われます。
しかし、今回の件については、エイセツ・ルギリア様に相談をすると約束してくれます。
(ルギリア家は、ウィンラントの有力諸侯、ベルガット、アールリオンに並ぶ家。ウィラントは、ゼンが領主補佐に命じられた地域です。)
リュウ、初めての夜会に参列、ヒサメさんのパスが素晴らしい。
後日、エイセツ・ルギリア様の夜会に招かれた3人。
夜会に招かれていることを知らなかった3人に着替えを促すエイセツの側近であるシュウが、男女分かれて着替えを促すのですが、白雪の側を離れることができないため、着替えの側で控えさせてもらう、と言ったオビがかっこよかったです。オビのこういうところ!
その後、夜会が初めてだと言うリュウが可愛いくて。思わず白雪の裾を踏んでしまってひざまづいてしまい、周りから求婚していると思われたり。笑
夜会では、ヒサメと一緒に出席をしていた木々に出会います。(ゼンについてウィラントに来る木々に、僕もウィラントへ移ろうか?と言っていたましたが、本当にきたのかな?エイセツが木々の婚約を聞いて招待してくれたと言っていたので、呼ばれたから遠征してきたのかしら。)
ヒサメに誘われてダンスを踊っている白雪を見たエイセツ・ルギリアが目を奪われたと言って白雪に挨拶にきます。
庭へ散歩に誘われる白雪ですが、家主の顔に泥を塗ってはいけないと、戸惑いながらも誘いに応じます。
そんな空気を感じたヒサメが白雪に耳打ちをします。
「オビどのを向かわせるよ。そしたら…、オビどのと10秒見つめ合うといいよ」
何と、気の利いたアドバイス。ww
オビにも同じことを伝えておいて、そんな二人をみたエイセツは、白雪とオビが恋仲であると感じます。
エイセツは恋多き人物のようで、すっかり白雪を気に入ったご様子。
そのことに気づいた白雪は、エイセツと自分の関係が、フォスティリアス承認の駆け引きとならないよう、その場で話を出さないように努めます。
恋多き人物とはいえ、白雪に対して「今、振らないでくれ!!」とかちょっと可愛いエイセツ様。
しかも、白雪たちを帰したくないエイセツは部下の体調が悪くなったと嘘をつき、屋敷に留まらせます。
(部下のシュウがわざと咳をして喉を痛め、リュウが治療してあげます。仮病もバレてる。)
木々の迎えに来ていたゼンがそのことを知り、白雪のことが心配で屋敷に忍び込みます。
(木々は、ウィラント貴族の情勢について、情報を得るために夜会に来ていたのでその気持ちに感謝して、ゼンが迎えに来たのですね。)
エイセツの狙いが何であるのか考える3人(オビ、白雪、ゼン)でしたが、ゼンは二人に
「俺のことを考えて不利にはなるなよ、お前たちの好きにやればいいからな」
と伝えます。
白雪のことが心配で、自分の立場もあるのに(ヒサメさんに外套を借りてまで)屋敷に忍び込んじゃうゼンが素敵でした。
「正面玄関から出直してきた方がよければそうするぞ」
なんて、かっこいい!!
いいタイミングでオビが白雪の部屋に
それから数日、エイセツに会えない3人はただ待つ日々を送ります。
そんな夜、白雪の部屋に尋ねて来たエイセツはオビに話があると言う。
(オビの部屋だと思って尋ねたら白雪が出て来て、その後オビが顔を出すので、二人の関係がそうなのだと勘違いしていくエイセツ様可愛い。笑)
エイセツ様のオビへの話とは一体何なのでしょうか。
23巻に続く!!