本記事は、ネタバレなしで作品を紹介します。
作品についてざっくり
□ ファミレスのアルバイト店員あきらは元陸上部エースの女子高生
□ あきらが働くファミレスの店長は小説家の夢を諦めた冴えないおじさん(バツイチ)
□ あきらの片想いがキラキラしていて辛いおっさんの葛藤は続く
あらすじ
- 少女17歳。片想い相手は冴えないおじさん
橘あきら。17歳。高校2年生。
感情表現が少ないクールな彼女が、胸に秘めし恋。
その相手はバイト先のファミレス店長。ちょっと寝ぐせがついてて、
たまにチャックが開いてて、
後頭部には10円ハゲのある
そんな冴えないおじさん。青春の交差点で立ち止まったままの彼女と
人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなす
小さな恋のものがたり。
キャラクター
感想・レビュー(ネタバレ無し)
序盤では、店長がいかにもな中年男性の姿で描かれており、なぜあきらが店長のことを好きになったのかが分からず、ただただ
「たまたまあきらの好みなんだなー、おっさんラッキーだねー。」
とか思ってました。笑
しかし、作品の中で、何故あきらが店長に惹かれたのかは明らかになります。
普段はあまり自分から積極的に話すキャラクターではないあきらですが、店長にだけはストレートに思いをぶつけるし、表情にも表れます。
当然、店長は戸惑うわけです。
一番は年の差ですよね。自分が冴えないおじさんだと言う認識もあるし、女子高生なんて普通に考えると立場的に色々まずい。
陸上を辞めたあきらと、小説家になる夢を諦めた近藤の、お互いの「夢」に対する思いやりもこの漫画のメインストーリーを作っていると思います。
「恋は雨上がりのように」と言うタイトルともかかっていると思うのですが、二人は人生の雨やどりの間に出会って、時間を共有しているのではないかなと感じました。
雨が上がる時、二人の恋の行方はどうなっているのか。
全10巻ですぐに読めますので、おすすめです。