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夢の雫、黄金の鳥籠【15巻・ネタバレ感想】ヒュッレムがどんどん力をつけているっ!!

少女漫画なのにLoveがない…。ヒュッレムがどんどん力をつけていくよ。

夢の雫、黄金の鳥籠 15巻・ネタバレ感想

自分の第一子であるメフメト殿下の割礼式を陛下にお願いしたヒュッレム。

メフメト殿下を次期皇帝につけたくないイブラヒムは、第一王子のムスタファ殿下にも割礼式を行うように陛下に願い出ます。

 

ウィーンへ遠征に出ていたスレイマンとイブラヒムでしたが、ウィーンの雪に阻まれ、攻めきれずに撤退します。

周りの臣下や第一夫人のギュルバハルは陛下に戦勝の祝いを述べますが、ヒュッレムだけは、今回の戦に陛下が満足していないことに気づいていました。

「お前は妾としては賢すぎる。」

といいつつもヒュッレムを認めているスレイマン陛下。

そんな賢いヒュッレムの願いを聞いた陛下は割礼式に第三王子のセリムも同席させることを認めます。

ヒュッレムからすると、自分の息子を王位につけたいが、メフメト殿下はイブラヒムが絶対に王位につけたくないと思っているので、セリムも候補に入れておきたい、というところでしょうか。

自分の子である、ムスタファ殿下を王位につけたいギュルバハルは、気に食わず、メフメトを毒殺しようと試みます。

そんなギュルバハルの思惑を知ったイブラヒムでしたが、メフメトの暗殺を黙認します。(そこまでするか、イブラヒム。スレイマン陛下の息子だったらどうするんだ。そうでなくても自分の息子かもしれないのに。)

しかしギュルバハルの暗殺はヒュッレムの側近のシャフィークとソコルルのおかげで失敗します。

ソコルルから、メフメトの暗殺をイブラヒムにも伝えたけれど黙認したことを聞いたヒュッレムは、イブラヒムがメフメトを王位につけたくないことを知っていたが、まさか暗殺まで黙認するほどに(メフメトを王位につかせない)覚悟を決めていることに衝撃を受けます。

その後、ヒュッレムは5人目の子供でスレイマン陛下からすると6人目の子供を産みます。(しかもまた王子!)ヒュッレムの後宮での地位は揺るぎないものとなっていくのです。

ギュルバハルが王子1人に対して、ヒュッレムが王子4人に王女4人も生んでいるので、この時代だと圧倒的に力を持っているのだと想像できます。

 

一方、成人した3人の王子達の教育のため、スレイマン陛下は3人を軍議に参加させます。戦争で活躍したいと主張する2人の兄とは違い、軍議を途中で抜け出したセリムは、ソコルル(ヒュッレムの側近)に戦争が嫌いだと打ち明けます。人がたくさん死に、たくさんの人が泣く戦争が嫌いだというセリムの言葉を聞いて、ソコルルはこれまでイブラヒム、ヒュッレムに仕えていたが、以後セリムに仕えることを決めます。セリムが作る未来は平和でいい国になると感じたのでしょう。

気の弱いと言われているセリムが将来2人の兄を抜いて皇帝になる未来がありそうです。

5人目の子供のお祝いにやってきたイブラヒム。ギュルバハル様がイブラヒムの家を後宮に移すことを陛下に進言したことを伝え、自分は反対だとイブラヒムに伝えるヒュッレム。

それはギュルバハルに対抗するためではなく、イブラヒムと敵対していることを伝えるためでした。

「あなたは私の後見ではありますが味方ではございませんから。」

ヒュッレムは改めて守りたいものを守るために必要な地位を、、皇后を目指すことを心に決めます。

そして再び勃発するオスマン帝国とハンガリーの戦争。

ハンガリーに勝つところまではいかなかったが、講和の締結まで持っていったイブラヒムへの褒美として、スレイマンはイブラヒムへ後宮に居室を持つことを認めます。

皇帝以外の男性が後宮に居室を持つことは異例のことであり、

「イブラヒムのこの部屋が惨劇の場となるのはもう少し後のことである。」

と超意味深な終わり方!!!

今後も泥沼な展開しか想像できませんが、みんな幸せになってほしいです。







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